1204~1225日目
バンコク@タイ のお話 下記は、2017年3月時点の内容になります。
世界一周を始めて、今回で3度目のタイ。
1度目は2013年10月、予防接種とイーペン・サンサーイ祭りを観に来た。
2度目は2014年10月、イーペン・サンサーイ祭りを観に来た。
イーペン・サンサーイ祭り
今回で3度目のタイ、とくに目的があって来たわけではなく、春になるまで行きたい国がなく、日本が暖かくなるまでの2か月をどこかの温かい国で過ごそうと検索していたらタイ行きの便が安かっただけでバンコクに来た。
宿でダラダラして10日間だ経った。
外出といえば近くのスーパーマーケットに行くぐらい。
食べて、ネットサーフィンして、寝る。
ウンコ製造機と化していた。
これでは(人として)ダメだと思い、何かバンコクですることはないかと(久しぶりに)知恵を絞った。
2013年10月に世界一周を始めた。
当初の旅程は2年だった。
なんだかんだで約3年半が経った。
一応、2017年で旅を終了するつもり。
でも、もしかすると2018年も旅をしているかもしれない。
2019年も。
ということで、念のためカオサンロードで偽造学生証を造りにいくことにした。
カオサンロード。初めての海外旅行はタイだった。15年ぐらい前。その頃のタイはまだまだ発展途上で、カオサンロードは異国情緒漂うキナ臭い場所だった。今では、普通の繁華街。バックパッカーの聖地は遠い昔の話。
偽造国際学生証を作成するのは今回で3回目。
1回目は2013年、2回目は2014年。
その時は、偽造国際学生証といえばカオサンロードで、カオサンロードの路上に4~5つの簡易屋台があり、大ぴらげに商売をしていた。
料金も150THB≒500円まで簡単に値下げできた。
ところが、カオサンロードを歩いていると「ID?」と声をかけてくる客引きがいたり、2つほど簡易屋台はあるものの、洋服の客引きと見せかけてメニューの裏に偽造IDのサンプルを隠していたり、屋台の裏で案内をしたり等、どこか人目につかないようにコソコソしていた。
メニューの裏

違和感を感じながらも、客引きと値段交渉をした。
開始料金は800THB≒2,600円、そこから値下げして500THB≒1,600円。
全然高いので他の客引きに移動。
また最終500THBになった。
他の客引きも500THBだった。
(あれ?高くね?)
すんなり造れると思っていただけに、予想外の料金と値下げができないことに驚いた。
気になったのが、客引きが値下げに対して強気なところ。
押したり、引いたり、フレンドリーに、ヤクザに、と様々な作戦を駆使したがダメだった。
時間がなかったり、次の予定があると渋々購入する流れになるけど、なにせウンコ製造機のボクには時間だけはたくさんあった。
この日は造らずに宿に戻った。
翌日、またカオサンロードに行った。
前日は昼間に行ったので、今度は夜に行った。
時間帯を変えたら、客引きのメンツも変わり、もしかすると安くなるかも?と思ったものの、結果は500THBだった。
(500THBが限界!?)
絶賛ウンコ製造機中のボクは、造らずに宿に戻った。
翌日、またまたカオサンロードに行った。
今度は昼過ぎ。
一人目の客引きと値下げ交渉。
客引)800THB
ボク)200THB ※ヤクザ作戦
客引)600THB
ボク)300THB ※フレンドリー作戦
客引)500THB
(またか・・・)
妥協しそうになった。
少し考え、最終作戦を提示した。
ボク)2枚で500THB ※ヤクザ作戦
客引)2枚で600THB
(ここらあたりが引き際かな)
当初1枚150THBと思っていたから、腑に落ちない気持ちを持ちながらも
2枚で600THB≒1,950円で手を打つことにした。(このあと冷やかしで他の客引きに聞くと1枚300THBとの回答があった、すでに遅し)
前払いで半額300THBを支払い、1時間後に偽造国際学生証と交換に残り300THBを支払う。
1時間、時間をつぶして客引きがいた場所に戻ったが、客引きはいなかった。
(バックられた!?)
疑心暗鬼になりながらも、20分待ったら客引きがのんびりやってきた。(ドついたろうかと思た)
周りをキョロキョロしながら偽造学生証を渡してきた。
残金300THBを渡し、カオサンロードを後にした。
当初の予定よりも高い料金で、しかも2枚。
ボクはいつまで旅を続けるんだろう。。。