【キューバ】濃密なキューバ初日、観光してないのに
フライトの都合で5日間もお預けをくらっていたキューバへようやく行ける日がきた。
再出発の地をカンクンにしたのもキューバに行くため。
日本を出発する前に映画「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳別れの手紙」を観て予習してきた。

そんな楽しみにしていたキューバに行ってきた。
カンクン・セントロ→空港 62MXN(≒500円)

アエロ・メヒコの機体ってメタリックでどこぞのヒーローのロボットみたいでカッコいい

A)カンクン → B)ハバナ , 1h30min

突然ですけど皆さんはキューバの歴史についてどれくらい知っていますか?(名物はサルサ、葉巻、ラム酒など)
カストロとゲバラが革命、社会主義国・・・
ボクはこんな感じでした。
実際に行ってみるとより興味深い国になりましたし、現実を知ることが出来ました。
ざっくりとですがキューバの歴史についてまとめてみました。
キューバの歴史
コロンブスによって発見された島、つまり約500年ほどの若い国。コロニアルな街並みが残っています。
・ 砂糖農園と黒人奴隷で栄えた
バスからサトウキビ畑をよく見ました。キューバ人はヨーロッパ系、混血、アフリカ系に分けられます。
・ キューバ独立
スペインから解放されるために起こした第2次独立戦争で独立軍を率いたホセ・マルティ。この人の名前はカストロやゲバラよりもよく目にし耳にしました。
・ キューバ革命
キューバ独立で後ろ盾になったアメリカがスペインに代わりキューバを支配。キューバにとって状況は何も変わらず。そこでフィデル・カストロやゲバラなど革命軍がバティスタ政権を破る。これにブチ切れたアメリカはキューバに対し輸出入を禁止し経済鎖国を行った。なので物資が不足し、当時の街並みが残ることになる。
・ 社会主義
スペイン、アメリカに代わり今後はソ連がバックアップに立つ。そして社会主義体制に転換。外国人観光客に対してはサービス精神旺盛ですけどね。
・ キューバ危機
ソ連が保有する核ミサイルをキューバに搬入。もう少しでアメリカと核戦争(第三次世界大戦?)になるところだった。ソ連のマークもよく見かけた。
そして、ソ連が崩壊し、なんだかんだして現在に至ります。(詳細はググってね)
キューバは若い国なのに、波乱万丈な歴史を持っている、そんなところに魅力を感じのかもしれないですね。
ただ期待外れだったのは、思っていたより観光化されていたことと物資はそんなに不足していなかったこと。
クラシックカーもハバナ、トリニダーのようなド定番観光地ではよく見かけたけど他の街ではそんなにでした。
物資も種類は少なかったけど、量はそこそこあります。(デパートとかもあったりする)
とはいえ、インターネットができなかったり(高級ホテルで800円/hでできます)、サトウキビジュースの20倍の値段のミネラルウォーター、月収2,3千円の労働者などいろんな刺激を受けることが多々ありました。
キューバ、オススメです。(カストロさんが死んじゃうと社会主義体制ではなくなりクラシックカーが減少し、インターネットが普及し、昔ながらの街並みは消えてしまうとか、しないとか・・・)
ハバナ空港に到着。
アエロ・メヒコはターミナル2に着陸すると思っていたけど、ターミナル3だった。
空港から市街地までタクシーだと25CUC≒2,500円、公共バスだと1人民ペソ≒4円。(タクシーの運ちゃん、客一回乗せたら月収になるよ)
バス停まで徒歩30分だけど、迷わず公共バスを選択。
ターミナル3を出て右にひたすら進む


ターミナル2を過ぎて左、突き当りの交差点を右。線路を越えたあたりがバス停。


P12番バスに乗る予定だったけど、バスがバス停のかなり手前で停車し、すぐに発進したので乗れなかった。
次の便がどれくらで到着するか分からず、市街地に行ければよかったのでバス停で待っているキューバ人に教えてもらい、1分後に到着したバスにとりあえず乗りこんだ。(後々分かったのですがP12番バスは30分ぐらい待てば来ると思います、待った方がいいですよ)
公共バスの中。新しい方のバスなので綺麗。

P12番をはじめPシリーズのバスが数本、ハバナの街を巡回して走っている。ちなみに路線は不明だがPシリーズ以外にも山ほど公共バスは走っている。

途中で革命広場の横を通り過ぎた時に、見たことのあるゲバラの肖像のビルを見つけた。キューバに来たことを実感した。

バスを降りて荷物を持ったまま市街地をブラブラ。
今思えば中心地よりも結構離れたところで降りた。
カンクンに大半の荷物は置いて、身軽な格好でキューバに来たのは正解だった。

キューバに来て初めての食事は2人民ペソ≒8円のピザ。キューバで食べた食事で最も美味しくなかった。

口直しに別の店に。オレを撮ってくれと言わんばかりに前にしゃしゃり出てくるオッサン。腰を回しだした時、蹴り倒そうと思った。

10人民ペソ≒40円のチャーハンを購入。チャーハンといってもほとんど具がなく、味気ない御飯。とはいえ、この店のチャーハンが一番美味しかったので5回ほどお世話になった。

1時間ほどブラブラ歩いてカピトリオに到着した。(P12番バスの終点はカピトリオの後方の広場に到着します)
カピトリオ(旧国会議事堂)。皮肉にもアメリカのホワイトハウスをモデルにしている。

カピトリオの左側のビルにホアキナ・ハウスという日本人、韓国人御用達の宿がある。
画像真ん中の木の扉が入口。ブザーを鳴らすと2階から誰かが顔を出す。表札がないので分かりにくいです。

ホアキナ・ハウス , ドミトリー , 10CUC≒1,000円 立地も2階からの眺めも良い



ホアキナ夫妻 愛想のよい夫婦で世話好きです

ハバナのメインストリートであるオピスポ通り。ここ何回も通ったな~

コク0(ゼロ)のアイスクリームを食べた。これも味気なし。人民ペソで買える食事は大体味気がない。


一際行列が出来ていた。電話、インターネットができるお店。街で携帯電話やスマホをいじっている姿は見ない(ある意味新鮮)

旧市街をブラブラ。石畳は植民地時代のもの。

海沿いをブラブラしてたら日が暮れ始めてきた

4月のキューバは19時に日が暮れ始め、20時に暗くなり、朝8時に明るくなる。
キューバとメキシコの時差は2時間(あんなに近いのに)
時差がなかったらちょうどいい感じなのに。
公園でチビッ子が野球をしていた。キューバでは野球が人気です。

ふと日本庭園のようなスペースがあったので近寄ってみると、支倉常長の像だった。
まさか、キューバで日の丸を見れるとは。(観光地としては一等地ぐらいのところにデデーンと建っている)
世界一周前に宮城の歴史博物館を訪れたこともあって(詳しくはコチラ)、点と点が繋がったようで勝手に感動していた。



ハバナは要塞が4つもある。これはプンタ要塞。

ダンスの練習をしている若者。サルサを見る前に音楽の質の高さを思い知らされた(リズム感ハンパねぇ)

プンタ要塞から見るハバナ旧市街の眺めがすごく良い。湾曲している地形が好み。そして夕日がめちゃくちゃ綺麗。

釣りしてるおっちゃんと犬が画になる(近くで見ると両方とも小汚い)

等間隔で座っているカップルや友人達(京都の鴨川みたい)

絶好の夕日スポットで防波堤の上で横になって1時間ほどゆっくりした時間を過ごした。
でもハバナって風が強くて、よく波が襲って来るんよね

今まで見た夕日の街並みで5本の指に入るほどの綺麗さだった(夜景より夕日が良い感じです)

でも波しぶきもハンパないです(これ名物みたいです)

日が沈み街に明かりが灯り始めた

といっても日本に比べたら全然暗い。カメラの性能で画像は明るくみえるけど、実際はもっと暗い。

治安は悪くはないが良くもない。
実際ひったくりに合った人がいるみたい。(インターネット環境がない中でクレジットカードを止めたり、社会主義の警察とのやりとりなんかが大変だったとのこと)

交差点のど真ん中で車が故障。その場で修理中。古い車を使っているせいかこういった車を修理している光景をよく見た。

宿に戻り、部屋でのんびりしていると人の気配がしたので振り向くと少女が立っていた。
しばらく見ていたが微動だにしない。
(あれ?これ見えたらあかんやつとちがう?座敷わらし的な)
疲れていたこともあってそんなことを思っていた。(座敷わらしって見えた方がいいらしいね)
「オラ(やあ)」と声を掛けると、返事がした。(ホッとした)
ホアキナさんの孫娘ソフィアちゃん(3歳)。
この指の立て方は子供だからじゃなくてキューバ式みたい。逆に難くね?

アメリカのホームコメディドラマ「フルハウス」(1990年代)のミシェル(オルセン姉妹)みたいで可愛かった(最近の子は知らないだろうな~)



再出発前夜に旧友宅でもやった「バックパックの代わりに持って行ってもいい?」と尋ねてみた。返事は日本と同じだった。真顔でノン(だめ)の一言。(冗談ですや~ん、ちょっとしたジョークですや~ん、そんな真顔で言われたらビックリしますや~ん)

ホアキナさんの部屋にもお邪魔した。野球中継を観ていた。ちょうどハバナで試合をやっていて翌日観に行くことした。

この時の宿泊者はボク以外全員韓国人だった。(というか日本人を全く見なかった)
同室の韓国人と仲良くなり、お酒をお呼ばれした。
ハバナ名産のラム酒ハバナ・クラブ(40度)。コーラで割ってラムコークに。

手前からチョイ君、ミニーちゃん、チョイ君(チョイ2匹)。ミニーちゃん少女時代級に綺麗だった。でもすっごい気が強いの。でもすっごい足が綺麗なの。

小腹がすいた頃に韓国ラーメンを作ってくれた。韓国ラーメンって辛くて好き。以外とどの国でも見かける。


コーラを買いに深夜のハバナへ。数店だが夜遅くまでやっている店もある。


知らぬ間に結構飲んでいた。一番安いやつとはいえボトル1本3CUC≒300円、安っ!!そして旨っ!!

結局2時過ぎまで飲んだ。
韓国人勢は昼まで、年寄りのボクは時差ボケも手伝ってしっかりと6時に目が覚めた。(これまでに旅先で韓国人と出会ったことは何度かあるが、せかせかした日本人と違って韓国人はのんびりした海外旅行をしているように思える、韓国人の海外旅行者は日本人ぐらいよく見る)
濃密なキューバ初日だった。
最後まで読んでくれて


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