【ホンジュラス】中米縦断
モロッコで盗難にあってしまい半年分の写真データとブログ用旅情報(移動・宿の料金、所要時間など)のメモを失ってしまいました。一時はブログを辞めようとしましたが、少ないながらも閲覧して下さる方々と、なにより自分の思い出のために形に残そうと思いブログを継続することにしました。当記事は、かき集めた画像・動画と薄くなりつつある記憶を基に作成しています。断片的な説明だったり、分かりにくい表現になっているかもしれませんが、少しで旅している気分になる内容になるように頑張りたいと思います。今後とも宜しくお願い致します

事前調査でエルサルバドルとホンジュラスの国境のイミグレが18時になると閉鎖されてしまうことは確認していた。
サン・サルバドルを昼過ぎに出発。
18時までに国境に到着すると思っていた。
サン・サルバドル → エル・アマテージョ → ホンジュラス(国境)

ローカルバスを乗り継ぎ、なんとか17時頃に国境に到着できた。
エルサルバドル側国境

※1
エルサルバドルとホンジュラスの国境は橋がかかっている。周りは山しかなくなにもない。

※1
ホンジュラス側国境

※1
イミグレでホンジュラスの入国手続きを終わらせた頃には日が暮れかけていた。
中米の中でも治安の悪いホンジュラスを早々に通過しようニカラグア国境に向かうバスを探した。
エルサルバドルとニカラグアの間にちょっとだけホンジュラスが食い込んでいるので、太平洋側から中米を縦断する場合は、観光せずともホンジュラスを通過しないといけない。

国境近くにバスが停車していたので、運転手に行き先を聞いたところ、「今日終わり」と言われた。
なんでもホンジュラス国境は18時まで開いているけど、ホンジュラス国境発バスの最終は17時だという。
そんな訳あるかいと思い、他のバス運転手に聞くも、皆同じ回答。
タクシーを探すも、どこにも見当たらない。
そうこうしている間にあたりは真っ暗。
移動手段がなく、どうしようもないので、国境に併設している宿に行ってみることに。
宿の一番安い部屋で10USD≒1,000円だった。
小さい窓しかなく、部屋の中は熱い。
換気が悪いのか、どこか臭い。
部屋にも外にもシャワーがない。
宿っていうより監獄ですやん、と思った。
外で寝る方がマシと思い、5USDで宿の庭にあるベンチで寝させてほしいとお願いするもダメと言われる。
さすがにホンジュラスで、しかも国境近くでの野宿はヤバい。(国境って行き来する人が多いので治安がよくないイメージがある)
とはいえ、汚いベンチで寝るのに10USDはアホらしいし、「君泊るとこないんでしょ?ここに泊まりたいんでしょ?」みたいな宿主の足元をみている態度が気に食わなかったので、宿には泊らずに野宿することにした。
すっかり日が暮れて辺りは真っ暗になっていた。
数本の照明はあったが、運悪く停電が起こり、時折国境を行き来する車のライトだけが頼りだった。
正直、懐中電灯を持っていたので暗闇はなんとも思っていなかった。
それよりも大型犬級の野良犬が最高に怖かった。
なんかね、尻尾を振りながら、今にも襲いかかりそうな勢いで吠えてくんの (犬が尻尾を振るのって好意的なことではないの?)
鬼の形相で吠えてくんの (でも尻尾は振ってんの)
大型犬級だからボクとの間を詰めるのが一瞬なの (いつの間にか目の前で吠えてんの)
前に抱えていたバックパックを盾に後退りしたの (足はガラ空きだったけど)
時間が経てばどこか去るかと思い粘ったけど、全然目の前にいるの (逆に仲間が増えてたりする)
体力的にも精神的にも限界がきて、迷った結果、国境のイミグレで野宿することにした。
イミグレは閉まってはいたが、職員らしき人がいたので、一応声をかけた。(断られると面倒だったので少しだけ休憩させてほしいといった)
荷物をガチガチに施錠し、抱え込むように横になった。
たまに子供が興味で近寄ってきて、声をかけてくる。
暗闇でよく見えないし、野良犬との格闘の後で疲労困憊だったので、寝たフリをした。
そうこうしているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。
刺激的な野宿だった。
※1 google画像から引用
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